英検ライティングの時間配分と直前・当日チェックリストテストの時間の使い方と、当日にやること
1. 2題構成になったライティングで「時間」が合否を分ける理由1. ライティングは2つの問題があるよ
2024年度第1回から、英検2級・準1級・1級のライティングは「要約問題」と「意見論述(英作文)」の2題になりました。以前は英作文1題に集中すればよかったのが、いまは性質の異なる2つの作業を同じ筆記時間の中でこなす必要があります。要約は原文を読んで要点を自分の言葉で圧縮する作業、意見論述はTOPICに対して立場を決めて理由を組み立てる作業で、頭の使い方も、かかる時間の内訳もまったく違います。
しかも、筆記試験ではリーディングとライティングの区切りがなく、2級85分・準1級90分・1級100分の中を自分の判断で割り振ります。つまり「ライティングに何分残すか」は誰も管理してくれません。ライティングは他技能と同じ配点を持つため、リーディングで数問落とすより、要約1題を白紙や語数不足で提出するほうがスコア全体への打撃は大きくなります。時間配分は小手先のテクニックではなく、得点を守るための土台です。
この記事では、ライティング2題に使う時間の「内側」を分単位で分解し、後半(第10・11節)で直前1週間から当日の会場・解答用紙までのチェックリストをまとめます。直前期は新しいことを覚える時期ではなく、ここで決めた配分を「本番で確実に再現できる状態にする」時期です。
ライティングには「元の文をまとめる問題」と「じぶんの意見を書く問題」の2つがあるよ。どちらも点数が同じくらい大事だから、どちらか片方だけ書けないのはもったいないんだ。
2. 筆記時間の中でライティングに何分残すか(配分の一例)2. ライティングに何分のこす?
英検協会はライティングに使う時間を指定していないので、以下はあくまで一例です。考え方は「ライティング2題に必要な時間を先に確定し、残りをリーディングに渡す」という順番です。リーディングから逆算すると、難しい長文にぶつかった瞬間にライティングの時間が削られてしまいます。
| 級 | 筆記合計 | ライティング枠 | 要約 | 意見論述 | 予備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2級 | 85分 | 約35分 | 13分 | 20分 | 2分 |
| 準1級 | 90分 | 約40分 | 15分 | 23分 | 2分 |
| 1級 | 100分 | 約50分 | 19分 | 28分 | 3分 |
「予備」は、どちらかの題で予定をオーバーしたときの吸収用です。予備を使わずに終われば、そのままリーディングの見直しに回せます。逆に、予備まで使い切ったらリーディングの未着手問題を捨ててでもライティングを完成させる、と決めておくと本番で迷いません。
このモデルは「書く速さが平均的で、リーディングも一通り解きたい人」向けの初期値です。練習で通しの時間を2〜3回測り、要約が毎回10分で終わるなら意見論述に3分足す、というように自分の実測値で上書きしてください。大切なのは数字そのものより、「開始前に決めた配分を本番で守る」ことです。
要約と意見論述のどちらを先に書くかも事前に決めておきます。意見論述を先にすると読解に左右されず型で得点を積めますが、書きすぎて要約の時間を削る危険があります。要約を先にすると集中力の要る作業を疲れる前に片付けられ、語数が短いので終わる時刻も読みやすくなります。判断基準は「練習で評価が安定しているほうを先に」です。苦手な題を先にすると、そこで時間を使い切って得意な題まで崩れます。直前の通し練習で同じ順番を2回以上試し、本番で迷わないようにしておきます。
先に「ライティングに使う時間」を決めておこう。2級なら、まとめる問題に13分、意見を書く問題に20分くらいが目安だよ。のこりの時間で読む問題をとくんだ。2つの問題は得意なほうを先に書こう。練習のときから同じ順番でやって、本番でまよわないようにしよう。
3. 要約1題の分単位プラン(2級13分の例)3. まとめる問題の時間の使い方
要約で時間が足りなくなる最大の原因は「読みすぎ」です。原文を3回も4回も読み返してから書き始めると、書く時間が数分しか残りません。読む・メモする・書く・数える・見直す、の5工程に分け、各工程の終了時刻を最初に決めてしまいます。
- 読む(3分): 1回目は止まらずに通読し、段落ごとの役割(話題の提示・賛成側・反対側・結論)だけをつかみます。知らない単語で止まらないこと。2回目は各段落の主張文にだけ線を引きます。
- メモ(2分): 段落ごとに日本語または英語の単語レベルで「何を言っているか」を余白に3〜5語で書きます。ここで原文の名詞・動詞を別の語に置き換える候補も添えておくと、書く段階で言い換えに悩みません。
- 書く(5分): メモを見ながら、原文ではなく自分のメモを英語にする感覚で一気に書きます。1文目で原文全体の話題、2〜3文目で対立する立場、最後に結論や現状、という順番を固定しておくと構成に迷いません。
- 語数を数える(1分): 1行あたりの語数を把握しておき、行数から概算します。2級は45〜55語が目安なので、範囲を外れていたら次の見直しで1文を足す・削るの調整に入ります。
- 見直す(2分): 三単現のs、時制、冠詞、スペルの順に見ます。内容を大きく書き換える時間はないので、文法ミスの修正と原文の丸写しになっている箇所の語句の差し替えに絞ります。
準1級なら読む4分・メモ2分・書く6分・数える1分・見直す2分、1級なら読む5分・メモ3分・書く8分・数える1分・見直す2分のように、原文の長さと目標語数に比例して「読む」と「書く」を伸ばします。メモと見直しの時間は級が上がってもほとんど変わりません。
まとめる問題は「読む→メモする→書く→ことばの数をかぞえる→見直す」の5つに分けよう。元の文は2回までしか読まないのがコツだよ。
4. 意見論述1題の分単位プラン(2級20分の例)4.意見を書く問題の時間の使い方
意見論述は語数が多いぶん「書く」時間が長くなりますが、書き始める前の設計に時間をかけたほうが結果的に速く終わります。立場を決めずに書き出して途中で矛盾に気づき、消して書き直すのが最も時間を失うパターンです。
- TOPICを読み立場を決める(2分): 賛成か反対かは「自分の本心」ではなく「理由を2つ英語で書きやすい側」で選びます。2級はPOINTS4つのうち2つを選ぶので、それぞれの語で1文作れるか頭の中で試します。
- 構成メモ(3分): 序論(立場)・理由1+具体例・理由2+具体例・結論、の4ブロックに、各ブロックで使うキーワードを書き出します。ここで具体例まで決めておくと、書きながら考える時間がなくなります。
- 書く(11分): メモの順に書きます。1ブロックあたりの目標時間(序論2分・理由1が3分・理由2が3分・結論2分など)を決め、途中で1つのブロックに固執しないようにします。良い表現を思いつかないときは知っている簡単な語で先に進めます。
- 語数を数える(1分): 2級は80〜100語が目安です。足りなければ具体例を1文足し、超えていれば同じ意味を繰り返している文を1つ削ります。
- 見直す(3分): 序論と結論の立場が一致しているか、理由が2つとも入っているかを最初に確認します。構成の欠落は文法ミス1つより減点が大きいので、順番はこちらが先です。その後で文法・スペルを見ます。
準1級(120〜150語)は「書く」を14分程度、1級(200〜240語)は20分程度に伸ばし、構成メモも理由を3つ用意する分だけ1分足します。級が上がるほど「書く」の比重が大きくなるので、設計を短くするのではなく、リーディングから時間を持ってくる発想で対応します。
意見を書く問題は、書く前に「さんせいか、はんたいか」「理由は何か」をメモしよう。先にメモすると、とちゅうで書き直さなくてすむから、けっきょく早く終わるんだ。
5. 時間が足りなくなったとき、どの観点を先に守るか5.時間がなくなったらどうする?
採点は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4観点で、1題16点満点です。時間切れが迫ったときに全部を守ろうとすると、結局どれも中途半端になります。残り時間に応じて「守る順番」を決めておきましょう。
- 最優先は「構成」を完結させること: 途中で終わった答案は、内容も構成も同時に崩れます。意見論述なら結論の1文、要約なら最終段落に対応する1文を、何よりも先に書き切ります。
- 次に「語数の下限」: 目安の範囲を大きく下回ると大幅な減点対象になります。内容が薄くても、1文足して下限に届かせるほうが得点は守れます。
- 「語彙」の磨き込みは最後: 言い換えを考え込むより、知っている易しい語で正しい文を書くほうが、時間切れの局面では確実です。凝った表現を探す時間は、余裕があるときのものです。
残り時間別の行動も決めておきます。残り5分なら、書きかけの段落をあと1文で締めて結論へ移る。残り3分なら、いまの文を終えた直後に結論の1文を書き、語数を行数で概算する。残り1分なら、新しい文は書かず、書いてある文の動詞と主語の一致だけを見る。この3段階を頭に入れておくだけで、焦って白紙の行を残す事態は防げます。
For these reasons, I believe that students should be allowed to use smartphones at school.
(こうした理由から、生徒は学校でスマートフォンを使うことを許されるべきだと私は考えます。)このような結論の定型文を1つ用意しておくと、残り3分でも構成を完結させられます。序論で示した立場をそのまま繰り返せば、内容の一貫性も保てます。
時間がなくなりそうなときは、まず「最後の1文」を書こう。とちゅうで終わった作文は点がとても低くなるからだよ。むずかしいことばをさがすのは、時間があるときだけでいいんだ。
6. 急いで書いた要約と、計画して書いた要約(Before/After)6. あせって書いた文と、計画して書いた文
時間配分の失敗は、答案の見た目にそのまま表れます。次の原文(2級レベルを想定した練習用の文章)を、残り5分で慌てて書いた場合と、13分のプランどおりに書いた場合で比べてみます。
Many schools in Japan have started to allow students to bring smartphones to class. Supporters say that phones help students look up information quickly and contact their families in an emergency. They also point out that learning to use technology responsibly is an important skill for the future. However, some teachers worry that students will be distracted by games and social media during lessons. Others say that students who cannot afford the latest phones may feel left out. Because of these concerns, several schools have decided to allow phones only during breaks or for specific class activities.
(日本の多くの学校が、生徒がスマートフォンを教室に持ち込むことを認め始めています。賛成派は、素早く情報を調べたり緊急時に家族と連絡を取ったりできると言います。技術を責任をもって使うことを学ぶのは将来に重要な技能だとも指摘します。しかし一部の教師は、授業中にゲームやSNSで気が散ることを心配しています。最新の機種を買えない生徒が疎外感を覚えるという声もあります。こうした懸念から、いくつかの学校は休み時間や特定の活動のときだけ使用を認めることにしました。)
Before:残り5分で書いた要約(62語)
Many schools in Japan have started to allow students to bring smartphones to class. Supporters say that phones help students look up information quickly and contact their families in an emergency. However, some teachers worry that students will be distracted by games and social media during lessons. Several schools have decided to allow phones only during breaks or for specific class activities.
(日本の多くの学校が…。賛成派は…。しかし一部の教師は…。いくつかの学校は…。)読んだ順に原文の文をほぼそのまま抜き出しているため、目安の45〜55語を超え、「疎外感」という反対側の2つ目の論点と「技能を学べる」という賛成側の2つ目の論点が落ちています。語彙の観点では言い換えがゼロ、内容の観点では論点が欠落、語数でも超過と、時間不足の影響が3観点にまたがっています。
After:13分プランで書いた要約(48語)
More Japanese schools now let students bring smartphones. Supporters believe phones are useful for quick research, emergencies, and learning digital skills. On the other hand, critics fear distraction in class and unfairness to students without new devices. As a result, some schools permit phones only at limited times.
(より多くの日本の学校が、生徒のスマートフォン持ち込みを認めるようになっています。賛成派は、素早い調べ物・緊急時・デジタル技能の習得に役立つと考えています。一方、批判する側は授業中の注意散漫と、新しい機種を持たない生徒への不公平を懸念しています。その結果、一部の学校は限られた時間だけ使用を認めています。)メモの段階で「賛成2点・反対2点・現状」を拾っているので論点の抜けがなく、allow→let、look up information→research、feel left out→unfairness と語彙も置き換わっています。読む3分・メモ2分の投資が、書く5分の質を決めているのが分かります。
あせって書くと、元の文をそのまま写してしまって、大事なことがぬけたり、ことばの数が多すぎたりするよ。先にメモを書いてから書くと、じぶんのことばでまとめられるんだ。
7. 級ごとの時間配分の違い7.級によるちがい
- 2級: 要約の原文が比較的短く、意見論述も80〜100語なので、ライティング枠は35分前後で収まります。2級で最も多い時間ロスは、リーディングの長文を「全部解いてから」ライティングに入ることです。筆記85分のうち残り35分になった時点で、リーディングが途中でもライティングへ移る、という切り替え時刻を決めておきます。
- 準1級: 原文が抽象的になり、賛成・反対だけでなく「条件つき」の立場が入ることが多く、メモに時間がかかります。意見論述も120〜150語で理由の展開が長くなるため、ライティング枠は40分前後が必要です。要約で「読む」を4分に伸ばす代わり、意見論述の構成メモをテンプレート化して3分で終える練習が効きます。
- 1級: 意見論述が200〜240語と長く、「書く」だけで20分前後かかります。要約も90〜110語で、原文の複数段落を統合して書く必要があるため、メモに3分かけて段落間の関係を整理しておかないと、書きながら構成を考えることになります。ライティング枠50分を確保するには、リーディングの解答順を事前に決め、迷う問題を後回しにする判断も必要です。
どの級でも共通するのは、「級が上がると書く時間が増える」のであって「考える時間を削って補う」のではないという点です。設計(メモ)の時間を削ると書き直しが増えて、かえって時間がかかります。
上の級になるほど、書くことばの数がふえるから、書く時間も長くなるよ。でも、メモする時間はけずらないようにしようね。
8. よくある時間配分の失敗と直し方8. よくある失敗と直し方
- 大問1(短文の語句補充)で悩みすぎる: 知らない単語は何分考えても思い出せません。1問に使う時間の上限(例えば30秒)を決め、迷ったら印をつけて次へ進みます。最後に時間が余れば戻ります。
- 原文を何度も読み返す: 「完全に理解してから書く」と考えると読みが終わりません。2回目の読みで主張文に線を引いたら、理解が7割でも書き始めます。書きながら確認のために原文に戻るのは構いません。
- 下書きを書いてから清書する: 同じ文を2回書くので、書く時間がそのまま2倍になります。下書きは箇条書きのメモまでにとどめ、解答用紙には最初から本文を書きます。消しゴムで直す前提で、行間を空けすぎないことも大切です。
- 語数を最後にしか数えない: 書き終えて数えたら20語不足、というときに残り時間がなければ手が打てません。要約は書き終えた直後、意見論述は理由2を書き終えた時点で一度行数から概算し、結論の長さで調整します。
- 見直し時間をゼロにする: 三単現のsや冠詞の抜けは、見直し1分で数か所直せることが多く、文法の観点に直結します。「見直し2分」は削るための予備時間ではなく、得点を回収する工程として固定します。
- 時計を見ない: 配分を決めても、確認しなければ守れません。要約を書き始める時刻・意見論述を書き始める時刻・見直しに入る時刻の3つだけを問題用紙の余白に書き、そこでだけ時計を見るようにすると、時計を気にしすぎて集中が切れることもありません。
よくある失敗は、わからない単語でずっと考えこむこと、元の文を何回も読むこと、時計を見ないことだよ。「書きはじめる時間」をメモしておくと安心だね。
9. 明日からできる練習法:家でタイマーをかけて書く9. おうちでタイマーをつかって練習しよう
時間配分は知識ではなく体感なので、本番と同じ時間で書く練習を繰り返さないと身につきません。次の手順を週に2〜3回、1回20〜30分で回してみてください。
- 練習問題を用意する: 過去問や問題集のほか、練習をはじめるから級を選ぶと、AIが要約用の原文を生成してくれます。1回の練習では要約か意見論述のどちらか1題に絞ります。
- タイマーを工程ごとにかける: 合計13分ではなく「読む3分」「メモ2分」のように工程単位でアラームを設定します。最初はどの工程が予定を超えるかを知ることが目的なので、超えても止めずに実測時間をメモします。
- 手書きで書く: 本番は手書きなので、キーボードより時間がかかる前提で練習します。書き終えた答案はスマホで撮影して文字起こしし、そのまま添削に回せます。
- 4観点の評価と「かかった時間」をセットで記録する: 添削結果の内容・構成・語彙・文法の評価を見て、時間が足りなかった工程とどの観点が下がったかを結びつけます。「読みすぎた回は語彙が下がる」「メモを省いた回は構成が下がる」といった自分の傾向が見えてきます。文法の指摘のうち見直しで拾えたはずのものは、第10節の「頻出ミス表」に書き足します。
- 2週間ごとに配分を更新する: 実測が安定してきたら、第2節の表の数字を自分の値で置き換えます。試験2週間前からは、更新した配分でリーディングも含めた通しの練習を2回以上行い、本番で同じ配分を使います。
工程ごとのタイマーは最初は窮屈に感じますが、3〜4回繰り返すと「読む3分」の感覚が身体に入り、本番でタイマーがなくても自然に同じペースで進めるようになります。
おうちで練習するときは、「読む3分」「メモ2分」のようにタイマーをかけてみよう。書いた作文は写真にとって添削してもらえるよ。どこで時間がかかったかをメモしておくと、どんどん早くなるんだ。
10. 直前1週間と前日のチェックリスト10. 1週間前と前の日
直前期に新しい参考書を買うのは、最もよくある失敗です。必要なのは知識の追加ではなく、「本番と同じ条件で書ききる」再現性の確認です。1週間前からは次の3つに絞ります。
- 構成の型を何も見ずに書けるか確認する: 意見論述の序論・理由・結論、要約の「話題→対立する立場→結論」の型を白紙に書き出せるか試す
- 自分専用の「頻出ミス表」を作る: 添削で繰り返し指摘されたミスを5つ以内に絞って1枚にまとめる。当日の朝と会場の待ち時間に見る唯一の教材にする
- 第9節の通し練習を、本番と同じ順番で仕上げる: 新しい配分を試すのではなく、決めた配分と順番どおりに書ききれるかだけを確認する
前日に詰め込んでも、ライティングのスコアはほとんど変わりません。むしろ睡眠不足のほうが、スペルミスや時制のズレといったケアレスミスを増やすという点で害が大きくなります。頻出ミス表を10分眺め、持ち物を机に並べて早く寝るのが最善手です。
- 受験票・本人確認書類: 写真の要否など受験票の記載を確認する
- 筆記用具: HBの鉛筆かシャープペンシルを複数本、消しゴムを2個。書き慣れたものを使う
- 腕時計: 会場に時計がない場合がある。配分を守るための必需品なので、通信機能のないものを用意する
- 会場までの経路と集合時間: 集合時間の30分前に着く経路を調べておく
- 飲み物と軽食、体温調節できる服: 羽織れるものを1枚
持ち物や受験規定は変わることがあります。最新の実施要項は英検公式サイトと受験票で必ず確認してください。
新しい本をかうのはやめようね。文の型を見ないで書けるかためす、まちがえやすいところをメモにまとめる、時間をはかって本番のように書いてみる。この3つだよ。前の日はがんばりすぎないでね。ねむいと間違いがふえちゃうよ。受験票、えんぴつ、けしごむ、時計、まちがいメモを、つくえの上にならべてから、はやくねよう。
11. 当日のチェックリスト:朝・会場・解答用紙11.当日にやること
当日は新しい勉強はしません。やることは、体と頭を試験の時間に合わせて起こし、決めた配分をなぞれる状態で開始の合図を迎えることだけです。
- 試験開始の3時間前を目安に起き、朝食をとる
- 頻出ミス表を1回読む。新しい項目は足さない
- 意見論述の序論の1文(例: I think that ... for the following two reasons.)を紙に1回書く。会場で書き出しに迷わなくなる
- 持ち物を受験票から順に指差し確認し、時計を腕につけてから出発する
会場で着席してから開始までは、次の順で準備します。
- トイレは着席前に: 途中で退室すると時間配分が崩れる
- 時計を机の見える位置に置き、切り替え時刻を決める: 開始時刻から逆算して、第8節の「書き始める時刻・見直しに入る時刻」を確定させ、問題用紙が開けたらすぐ余白に書く
- 解答用紙の要約欄と意見論述欄の位置と行数を確認: 語数の目安を行数に置き換えておく
- 開始の合図まで、頻出ミス表を頭で1周して深呼吸を3回: 紙は片付けさせられるので記憶で反復する。緊張で字が乱れるのも防げる
書き始めてからは、内容が良くても読んでもらえなければ得点にならない、という手書き特有の落とし穴に注意します。
- 解答欄を間違えない: 書き始める前に必ず問題番号と欄を確認する
- 丁寧に、やや大きめに書く: a と o、n と r、l と i の判別がつく字を意識する
- 大幅な書き直しはしない: 1文単位なら一本線で消して続けるほうが安全。段落ごと消すのは残り10分以上あるときだけ
- 見直しでは要約に自分の意見が混ざっていないかも見る: 第3・4節の見直し順に加え、要約では原文にない意見を書き足していないかを確認する
朝は新しい勉強はしないよ。ごはんを食べて、まちがいメモを1回読んで、英作文のはじめの1文だけ紙に書いてみよう。会場では、席につく前にトイレに行く。時計を見えるところにおく。答えを書く場所を2つともかくにんする。深呼吸を3回する。書くときは、ていねいに大きめに書いて、ぜんぶ消さないようにしよう。
12. まとめ12. まとめ
- ライティング2題に使う時間を先に確定し、残りをリーディングに渡す。2級約35分・準1級約40分・1級約50分が一例。
- 1題の中は「読む→メモ→書く→語数を数える→見直す」の5工程に分け、工程ごとの終了時刻を決める。
- 時間が足りないときは、構成の完結→語数の下限→語彙、の順に守る。結論の定型文を1つ用意しておく。
- 読みすぎ・下書き清書・見直しゼロ・時計を見ない、が時間を失う典型。書き始める時刻を余白にメモする。
- 家では工程ごとにタイマーをかけて手書きし、4観点の評価とかかった時間をセットで記録して配分を自分の値に更新する。
- 直前1週間は新しい教材を足さず、型の再現・頻出ミス表・通し練習に絞る。前日は持ち物(腕時計を含む)を並べて早く寝て、当日は序論の1文を手で書いてから会場へ。要約と意見論述は練習で安定しているほうから書く。
最新の試験時間や出題形式は変更されることがあります。受験前に英検公式サイトの実施要項で確認してください。
- ライティングの時間を先に決めよう。
- 「読む→メモ→書く→かぞえる→見直す」の順番で書こう。
- 時間がなくなったら、まず最後の1文を書こう。
- おうちでタイマーをかけて練習しよう。
- 前の日ははやくねて、当日は時計をわすれずに。