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手書きした英検の答案を、写真で撮って添削する方法紙かみに書かいたものを写真しゃしんでみてもらう

(最終更新: )/ 著者: Craft Wheel 編集部

1. 練習も手書きにすべき理由1. どうして紙かみに書かくの?

英検のライティングは、従来型の一次試験では解答用紙に手書きで答えます。ところが家庭学習では、添削ツールに貼り付けるためにキーボードで打ち直している人が少なくありません。この差は思っている以上に大きく、次の3点が本番だけ未経験のまま残ります。

  • 語数の感覚: 画面では自動で数えられますが、本番は自分で見積もる必要があります。要約は2級45〜55語、準1級60〜70語、1級90〜110語と範囲が決まっており、大きく外れると減点対象です。
  • 書き直しのコスト: キーボードなら一瞬で消せる文も、紙では消しゴムで消して書き直す時間がかかります。「この文は消して直すべきか、次の文で補うべきか」という判断は、紙で練習していないと身につきません。
  • 書く速度: タイピングより手書きは遅くなります。筆記時間は2級85分、準1級90分、1級100分。手書きの速さを前提にしないと、時間配分の計画がずれます。

なお、英検S-CBTではライティングを筆記型とタイピング型から選べます。どちらで受けるかを決めたうえで、本番と同じ方式で練習するのが原則です。最新の実施方式は英検公式サイトで確認してください。

本番ほんばんは紙かみに書かくよ。パソコンで練習れんしゅうしてばかりだと、どれくらい書かいたか分わからなくなったり、消けすのに時間じかんがかかったりして、本番ほんばんでこまることがあるんだ。

2. 打ち直さずに添削へ回す手順2.写真しゃしんでみてもらうやり方かた

打ち直しが面倒で紙の練習をやめてしまうのが、いちばんもったいないパターンです。本アプリでは、撮影した画像から文字を読み取って入力欄に反映できます(OCR機能)。流れは次のとおりです。

  1. いつもどおり紙に手書きで答案を書く。本番と同じ鉛筆かシャープペンシルを使う
  2. スマートフォンで答案を撮影する。撮り方のコツは次の章で説明します
  3. 添削画面(練習をはじめる)で画像を選び、「選択した画像から入力する」を押す
  4. 読み取られた英文を自分の答案と見比べ、読み取りの誤りだけを手で直す
  5. 級を選んで添削を実行し、4観点(内容・構成・語彙・文法)の評価とアドバイス、模範解答を確認する

画像の読み取りはログインなしで月2枚、ログインすると月4枚まで無料でお試しいただけます。毎日続けたい場合や、1か月に何本も読み取りたい場合は、買い切り100円(キャンペーン価格)で回数無制限になります。添削そのものは1日の回数上限まで無料で、ログインすると上限が増え、履歴がアカウントに保存されて別の端末からも見られます。

紙かみに書かいたら、スマホで写真しゃしんをとって、アプリでえらんでボタンをおすだけ。よみとった文ぶんをたしかめてから、みてもらおう。1か月に2まいまで タダで ためせるよ。

3. 読み取り精度を上げる撮影チェックリスト3. じょうずにとるコツ

手書き文字の読み取りは、撮り方でかなり変わります。うまく読めないときは、撮影前に次を確認してください。これは本アプリに限らず、あらゆる文字認識に共通するコツです。

  • 影を入れない: 真上から撮ると自分の頭やスマートフォンの影が紙に落ちます。窓際や照明の下で、影が紙の外に出る位置に立って撮ります。フラッシュは紙が白く飛ぶので使いません。
  • 紙全体を枠に収める: 端が切れると、行の先頭や末尾の単語がまるごと欠けます。紙の周りに指1本分の余白を残して撮ります。
  • 真正面から撮る: 斜めから撮ると文字が台形にゆがみ、行の下のほうほど読み取りが悪くなります。紙と平行になるように構えます。
  • ピントを合わせる: 撮る前に画面の文字部分を一度タップしてピントを合わせ、手ぶれしないように一瞬止まってからシャッターを押します。
  • 紙を平らにする: ノートの綴じ目付近の反りや、折り目の影は誤読の原因です。机に置いて手で軽く押さえるか、1枚の紙に書きます。
  • 1枚に1問: 原文と要約の答案が同じ画像に写っていると、どこまでが答案か区別しにくくなります。入力欄ごとに別の画像を用意します。

あかるいところで、かげを入れずに、紙かみのぜんぶが入るように真上まうえからとろう。ピントが合ってから、シャッターをおすといいよ。

4. 読み取られやすい字は、採点者にも読みやすい字4. よみやすい字じの書かき方かた

撮り方を直しても誤読が残るなら、原因は字のほうにあります。うまく読み取れなかった箇所は、採点者にとっても読みにくい字である可能性が高いと考えてください。英検の採点は人が行いますが、読めない語は評価のしようがありません。読み取り結果を「字の健康診断」として使えば、内容の練習と同時に「読んでもらえる字」の練習にもなります。誤読されやすいのは次の組み合わせです。

  • a と o、u と v: a の上を閉じ切らないと o に、u の底を尖らせると v に読まれます。
  • n と r、h と b: n の右側を短く書くと r に見えます。h の縦線が短いと n や b と混ざります。
  • l と e と i: 筆記体風に流すと l と e の区別が消えます。i の点と t の横棒は省かずに打ちます。
  • 大文字と小文字: 文頭や固有名詞の大文字が小さいと小文字と判定され、文法上の誤りとして指摘される原因になります。大文字は小文字の倍の高さを意識します。
  • 単語の間隔: 単語同士が詰まると 1 語に結合され、逆に 1 語の中で間が空くと 2 語に分割されます。単語の間は小文字 1 文字分あけるのが目安です。
  • ピリオドとコンマ: 薄いピリオドは消えます。ピリオドが消えると 2 文が 1 文として読まれ、AI の添削では「文が長すぎる」「接続がない」と指摘されてしまいます。

鉛筆は HB 以上の濃さで、罫線のある紙に書くと行がまっすぐになり読み取りも安定します。

よみとれなかったところは、人ひとが見みてもよみにくいかもしれないよ。a と o、n と r はまちがえやすいから、ていねいに。たんごとたんごの間あいだは小文字こもじ1つぶんあけよう。

5. 読み取り結果の確認手順(直すのは読み取りの誤りだけ)5. よみとった文ぶんのたしかめ方かた

読み取り結果は必ず自分の目で確認してください。手書き文字の認識は完璧ではなく、実際に書いた語と違う語が入ることがあります。たとえば次のような答案を書いたとします。

The author says that many people prefer working from home because they can save time.

(筆者は、多くの人が時間を節約できるので在宅勤務を好むと述べている。)

字が崩れていると、読み取り結果は次のようになることがあります。

The author soys thot mony people prefer worlcing from horne because they can save tirne.

says → soys(a と o)、working → worlcing(k が l と c に分割)、home → horne(m が r と n に分割)、time → tirne という誤読です。こうした語は、次の手順で見つけて直します。

  1. 紙の答案と1行ずつ突き合わせる。 画面だけを読むと、意味が通る誤読(例: from → form)を見逃します。必ず紙を隣に置いて照合します。
  2. 行の抜けと重複を確認する。 行の先頭が欠けたり、同じ行が2回入ったりすることがあります。行数が紙と一致するかを先に見ます。
  3. 読み取りの誤りだけを直す。 ここが最重要です。自分が紙に書いたスペルミスや文法ミスは、直さずそのまま残します。たとえば紙に peoples と書いていたなら peoples のまま添削に回します。そうしないと、本番で出るはずのミスが指摘されず、練習の意味が半分なくなります。
  4. 語数を数え直す。 結合や分割で語数がずれていないかを確認し、紙に書いた語数と一致させてから添削を実行します。

よみとった文ぶんと、紙かみの文ぶんを1行ぎょうずつくらべよう。アプリがまちがえたところだけ直なおして、じぶんのまちがいはそのままにしておくんだ。そうすると、AIがちゃんと教おしえてくれるよ。

6. 級ごとの注意点6.級きゅうによるちがい

級が上がるほど答案が長くなり、撮影と確認の手間も増えます。級ごとに気をつける点をまとめます。

級語数の目安(要約/意見論述)撮影・確認のポイント
2級45〜55語/80〜100語1枚に収まる。語数の範囲が狭いので、読み取り後の語数確認を必ず行う
準1級60〜70語/120〜150語意見論述は行数が増え、下のほうの行がゆがみやすい。真正面から撮る
1級90〜110語/200〜240語意見論述は紙面が長く、1枚で撮ると文字が小さくなる。段落ごとに分けて撮り、順に読み取って結合する

級きゅうが上がると書かく量りょうがふえるよ。長ながいときは、いくつかに分わけてとるとよみやすいよ。

7. 明日からできる「紙で書いて撮る」練習法7. あしたからの練習れんしゅう

手書きの練習は、1回の量より「本番と同じ条件で続けること」が大切です。次のサイクルを週に数回まわしてみてください。

  1. 時間を計って紙に書く。 要約なら15〜20分を目安にタイマーをセットし、罫線付きの紙に本番と同じ筆記具で書きます。書き終えたら自分で語数を数え、余白にメモします。
  2. 撮影して読み取り、照合する。 前章の手順で読み取りの誤りだけを直します。自分で数えた語数と画面の語数が合っているかも確認します。
  3. 添削結果を読み、紙に赤で書き込む。 指摘された箇所を紙の答案に直接書き込むと、「自分の字で書いたミス」として記憶に残ります。
  4. 同じ問題をもう一度紙に書く。 新しい問題に進む前に、指摘を反映した答案を書き直します。ライティングは書いた量より直した量で伸びます。

読み取りの無料枠はログインなしで月2枚、ログインすると月4枚まで無料なので、無料の範囲で続けるなら「週1本は撮影して添削、書き直しは紙で」という運用が合います。出力の例は出力サンプルで確認できます。

時間じかんをはかって紙かみに書かく →写真しゃしんをとってみてもらう → いわれたところを赤あかで書かきこむ → もういちど書かく。このくりかえしで上手になるよ。

8. まとめ8. まとめ

  • 本番は手書き。語数の感覚・書き直しの判断・書く速度は、紙で練習しないと身につかない。
  • 紙に書いた答案は撮影して文字起こしすれば、打ち直さずに添削に回せる。読み取りはログインなしで月2枚、ログインすると月4枚まで無料。
  • 撮影は「影を入れない・全体を収める・真正面・ピント・紙を平らに」。誤読が残るなら字の側を直す。
  • 読み取り結果は紙と1行ずつ照合し、読み取りの誤りだけを直す。自分のミスは残して添削に回す。
  • 「計って書く → 撮って照合 → 赤で書き込む → 書き直す」のサイクルを、本番と同じ筆記具で続ける。

紙かみに書かく、写真しゃしんをとる、たしかめる、もういちど書かく。この4つをおぼえておこう。